試合巧者ぶりが、終盤に色濃く表れた。
2026釧路ビアリーグ Division 5、ZAN対ゆうやけライオンズは、ZANが7-4で勝利。乱打戦の様相を呈した一戦は、要所を締めたZANが試合の主導権を渡さなかった。
立ち上がりは静かな展開だった。互いに慎重な入りを見せる中、最初に均衡を破ったのはZAN。第1ピリオド11分32秒、77番・上田憲の超ロングシュートがネットを揺らし先制ゴール。
第2ピリオドに入ると、一転してゲームは激しく動く。
4分20秒、ライオンズの18番・加納亮一が同点弾。13番・中堀椋太との連携から生まれた得点で、ベンチも一気に活気づいた。
だが、ZANは慌てない。
そのわずか1分後、30番・高田恵肇が勝ち越しゴール。さらに7分33秒にも再び高田が決め、点差を2点に広げた。特にこの2点目は、77番・上田の視野の広さが光る好連係。試合を優位に進めるZAN。
ライオンズも食い下がる。
9分43秒には2番・工藤太郞、11分10秒には再び加納がネットを揺らし、一時は4-3。勢いは確かにライオンズ側へ傾きかけていた。
しかし、その流れを断ち切ったのがZANの35番・長谷川裕一朗だった。
第2ピリオド終了間際の11分50秒、29番・馬場智宏のアシストを受けて貴重な追加点。追い上げムードに包まれていたライオンズにとって、この失点は重かった。
第3ピリオド序盤、長谷川は再び存在感を示す。
開始1分20秒、高田からのパスを冷静に沈めて6点目。ZANはベテランらしい落ち着きで試合をコントロールしていく。
ライオンズも13番・中堀が意地のゴールを返したが、最後はZANが突き放した。
6分18秒、72番・遠藤雅至が上田のアシストから追加点。そして締めくくりは13分10秒、長谷川裕一朗によるペナルティショット。静まり返るリンクで、ゆっくりとゴールを射抜いた一撃は、この日の勝負を象徴するような冷静さに満ちていた。
ZANは長谷川裕一朗が3得点のハットトリック、上田が1得点2アシストと躍動。攻撃陣の厚みが際立った。
一方のライオンズは加納が2得点1アシストと奮闘したが、中盤の失点の連鎖が最後まで響いた。


